おぴまろはまーたB級映画に騙されたんかい!

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B級映画を中心にお語り申すブログ。

映画「フローズン」感想 あなたは二度とスキーが出来なくなる?!

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【製作国】アメリ【製作年】2010年 【上映時間】93分

【監督】アダム・グリーン

【キャスト】

パーカー:エマ・ベル

ジョー:ショーン・アシュモア

ダン:ケヴィン・ぜガーズ

フローズン

こんにちは。おぴまろです。突然ですが、皆さんはスキー、お好きですか?
私は苦手です。なぜかと聞かれてしまうと、単純に運動が苦手なんですけどね。

何より寒い!そしてスキーウェア分厚い!板もうっとおしい!でも着ないと死ぬ!

そんな身勝手な理由から、幾多の友人の誘いを断ってきたんです。でも毎回断るのって申し訳ないですよね?人一倍周りの目を気にする私なので、ノリが悪いなどと思われたらもう....。そんな中私は1本の映画に出会ってしまった....。

それが『フローズン』です。
この作品を簡単に説明すると、若者3人がリフトに乗っている途中に電源切られて山腹で取り残されてしまうお話なんですね。

.....よし!この映画スキー好きの友人に観せよう!!

そんな私情が絡んだ映画、 『フローズン』の紹介です。

 

あらすじ

m.youtube.com

 夜のスキー場。その日最後の滑りに繰り出したダンとジョー、パーカーが乗ったリフトが突然ストップしてしまう。スキー場の営業再開は1週間後。助けを求める叫びも届かず、食料もなく、氷点下20度の極寒の中、3人は空中に置き去りにされてしまい…。

 

ストーリーは単純!でもそれがいい!

この作品の最大の特徴として、8割以上が取り残されたリフトでのシーンなんですね。

それもそのはず。だって動けないんですもの!

登場人物たちはどうしても滑りたい一心から、チケットを取っていないのにリフトの作業員に交渉して乗せてもらおうとします。
その末なんとか交渉に成功し閉館ギリギリでリフトに乗せてもらうのですが、作業員の交代やら勘違いやらが相まってしまい、ピ○ゴラスイッチ的な勢いでリフトを停止してしまいます。スキー場の電気も消されてしまい、次の営業は一週間後。誰も助けに来ないと悟った登場人物たちは取り残されたリフトで凍えるような寒さと戦いながら、いかにして助かるか試行錯誤するんです。
この作品は正直、あらすじを読んだだけでほとんど中身が見えてしまってるような作品です。色々な映画を巡ってこの作品に出会ったとしたならば少し退屈かもしれません。

しかし、言い換えれば現実味がある映画です。もしも自分の身にこのようなことが起きてしまったらどうしよう…。そんな思いでこの作品を鑑賞してしまいます。
ひとたびこの映画の世界に入り込んでしまったら最後、観終わった頃にはトラウマになってしまうほどの恐怖が襲うことでしょう。

見所は中盤!トラウマ必至!

さて、見事スキー場の山腹で取り残されてしまった3人の若者ですが、あまりの寒さからひとりの人物が強硬手段に出ます。
それは、リフトから地面に飛び降りようというもの。

えぇ〜マジすか。。。
リフトから地面までの距離はマンションの2階分ほどあります。

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そんな勇気ある行動に出たのは、同じくリフトに取り残されたヒロインのボーイフレンドであるダン青年(画像中央)。この行動によって事態は一変します。というより一変しまくりです。このシーンに至るまで寒さを凌ぐためにために世間話をしたり、連想ゲームをしたりとまったり進んでいくのですが、ここからが地獄です。
横になりながら鑑賞していた私ですが、飛び起きました(実話)。
ここからは終始手に汗握る展開です。
そして、トラウマになるのはここからなんです…。皆さんもリフトに取り残されたら、早まった行動を起こさないようにお気をつけください。

 …いやできねーわ!!!!

良かった点/悪かった点

良かった点は、身近で起きるんじゃないかという生々しさが、作品に臨場感を与えてくれるところです。
スキー場のリフトを止められてしまうなんてこと、実際起きてしまったら大問題ですよね!運営側も訴訟を起こされてもおかしくないような状況です。日本じゃそんな話滅多に聞かないですが、海外では起こりそう…?(完全に偏見です。)
しかしながら、ないとも言い切れません。少なくとも、起きてしまったらどうしようという恐怖感を与えてくれるので終始ハラハラドキドキしました。

 

悪かった点は、進展が少ないのとそれに至るまでの時間が長いところです。
先にも述べたようにリフトに取り残されてしまうストーリーなわけですから、この作品のゴールは「いかにして脱出できるか」ということになるのです。言い換えれば、脱出してしまえばそれで終わりな訳です。映画の上映時間は大体90分前後あるのでそれまで持たせなければなりませんよね!
リフトに取り残される設定というのはいわば「縛り」になるので、必然的に進展が少なく、退屈してしまう場合があります。

リフトで取り残されてるのは登場人物だけでなく、我々も同じと言うことですね!(ドヤァ)

 

スキーに行きたくない人はこの作品を友達に観せよう!

長々と紹介してきましたが、中には私のようにスキーやスノボーが苦手な方いらっしゃいますよね?しかし、これらはメジャーなスポーツですし、身近な友人や会社の先輩で好きな方に誘われるなんてこともあります。

…そんな時、どうやって断りますか?

そうです、『フローズン』見せましょう!!
リフトの恐怖を与えてしまえばいいんです!これさえ見せればきっと友人も、「やっぱやめよう…。」と口を開くことでしょう!ええそうです!…そうですよね?

 まとめ

・ストーリがリアル!実際に起きそうな緊張感が良い!

・進展が熱くなる中盤からが面白い!

・スキーの誘いを断るのに持ってこい!(多分)

 

評価:70点(100点中)