おぴまろはまーたB級映画に騙されたんかい!

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映画「ゼット・インク(Z ink.)」感想 パワハラ上司はウイルスで撃退?!

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【製作国】アメリカ 【製作年】2017年 【上映時間】88分

【監督】ジョー・リンチ

【キャスト】
ティーブン・ユアン
サマラ・ウィービング
キャロライン・チケジー
ダラス・ロバーツ
マーク・フロスト
ティーブン・ブランド

ゼットインク

こんにちは。おぴまろです。
突然ですが、みなさんの職場にはいや〜な上司や先輩はいますか
どこの業界においても、なにかしらケチをつけてきて、イヤミったらしいような方は必ず1人はいらっしゃいますよね。近年ではパワーハラスメント、いわゆる“パワハラ”が問題になっており、ニュースで多々取り上げられているのが見受けられます。

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実際にパワハラを受けている方は相手が上司ということもあり、相談もしにくいですし、ストレスはたまる一方です。
せめて、せめてですよ?!そんなストレスを解消したい!そんな気持ちは芽生えないでしょうか?
そんな中、持ってきた映画がコレ!『ゼット・インク(Z ink.)』です。
主人公は、取引先への不祥事の濡れ衣を着せられてしまい、クビを宣告されてしまいます。そんな最中、会社内で理性を失い攻撃的になってしまうウイルスが蔓延してしまいます。ウイルスに感染した主人公も理性を失いつつあり、良くも悪くもその勢いで上司に戦いを挑みにいきます。
いやー、ストレス解消になりそうでしょ?
本作は一応ゾンビ映画ですが、人間に食らいつくというよりは、理性を失い人間同士で争ってしまうというような、どちらかというとアクション系の作品に仕上がっております。
また、本作の主人公には、ある海外ドラマの主要キャストだった“アノ人物”が主演を務めています。詳しくは後ほど…。
そんな、『ゼット・インク(Z ink.)』の感想、レビューをしていきます!

あらすじ

 

通称「ID7ウィルス」。人間のストレスホルモンの濃度を上げ、感情と理性のバランスを狂わせる。要するに、本能むき出しの状態になり、ムカつく上司を殺すのも、公衆の面前でヤるのもためらわない。この恐怖のウィルスが、世界各地で発生していた。一方、高層ビルに居を構える大手法律事務所に勤める弁護士のデレクは、同僚のミスを擦り付けられ社長からクビを宣告されていた。デレクが荷物をまとめ帰ろうとしていた中、「ID7ウィルス」が社内で発生し、ビルが完全封鎖されてしまう。感染者は、デレクをはじめビル内の全社員。クビへの不満を爆発させたデレクは、狂暴化した感染者で溢れるビルの最上階にある社長室を目指すが…。

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主演は海外ドラマ『ウォーキング・デッド』の主要キャスト

さて、半ばウイルスを利用して濡れ衣を晴らしにいく『ゼット・インク(Z ink.)』ですが、主人公を務めるのはティーブン・ユァン。 知る人ぞ知る、あの人気海外ドラマウォーキング・デッドのグレン役の俳優さんです。

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彼は『ウォーキング・デッド』でも主要キャストとして活躍しておりました。そのこともあってか、本作にも出演オファーがきたのでしょうか。私自身、『ウォーキング・デッド』が大好きなので、スティーブン・ユァンが他作品に出演しているのは嬉しく、期待が膨らみました。
本作品においては、不祥事の濡れ衣を着せられ、クビを宣告される役を熱演。納得がいかない彼は会社にクレームを言いに来た女性と協力し、立ちはだかる感染者と対峙し、社長の元へ戦いを挑みにいきます。

理性を失うウイルスで会社はとんでもないことに

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本作に登場するウイルスはストレスホルモンのバランスを崩し、理性と感情を狂わせる「ID7」というウイルス。感染した者はストレスを抑えきれなくなり、攻撃的になります。つまり、上司だろうと取引先の重役であろうと見境なしに牙を剥くわけです!

いやあ、私も感染したi…(ゲフンゲフン!)

あれ、今何か聞こえました?気のせいですよね。とまあ、このウイルスは抑えてた感情やらを全て引き出す作用があるので、日頃から抱えているストレスなんかみるみるうちに爆発してしまいます。そんなウイルスがストレス社会に蔓延したもんですから、会社はもはや地獄絵図となります。いやー、恐ろしい…。

テンポが良く爽快感のある作品

ウイルスの蔓延により機能しなくなった会社内で、上司をボコボコにしにいこうと決意する主人公。そんなぶっ飛んだ設定のためか、展開がとても早く見やすい作品となっております。
本作は役職が偉い人はオフィスが高層階にあり、社長クラスはエレベーターキーがないと入れない仕組みです。主人公が到達すべきゴールは、自分に不当な濡れ衣を着せ解雇にしようとしている社長なので、その道のりは険しいものとなっております。

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主人公は社長がいるオフィスの鍵を手に入れるべく、まずその鍵を持つ上司を倒しにいきます。それはまるで、RPGゲームのボス戦のような感覚で、爽快感があります。

良かった点/悪かった点

良かった点は、テンポと爽快感が非常に良いので、ストレス解消になります。ストレス社会が抱える企業の闇は生々しく描き、そこに非日常的なウイルスを盛り込むことで視聴者にワクワク感を与えてくれる作品でした。

悪かった点は、ウイルスの感染速度の定義が少々曖昧な点です。企業に勤めている社員たちはウイルスが感染してすぐ、発狂して周りの人を無差別に襲ったり、意味不明な行動を取ったりしているのに、主人公とヒロインは比較的正常なままストーリーは進んでいきます。多少の都合は…と思いたいですが、主人公たちがもう少し理性を失っても良いかもしれません。

まとめ

・テンポがいい作品!
 ストレス解消になる!
・感染速度に個人差アリ!

評価:75点(100点満点中)

テンポが良く飽きない作品でした!