おぴまろはまーたB級映画に騙されたんかい!

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映画「ウェディング・バトル アウトな男たち」感想 娘さんを僕にください!だが断る!!

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【製作国】アメリカ 【製作年】2016年 【上映時間】111分
【監督】ジョン・ハンバーグ
【キャスト】
ジェームズ・フランコ
ブライアン・クランストン
ミーガン・ムラリー
ゾーイ・ドゥイッチ
セドリック・ジ・エンターテイナー

ウェディングバトル

娘さんを僕にください!!

よくドラマとかで交際相手の女性の家で待ち構える頑固オヤジに、男性が緊張しながら頭を下げると言ったシーンがあります。
今の時代こんな場面、実際にあるのか疑問ではありますが、腕を組んで仏頂面をしている頑固なお父さんにはなかなか迫力ありますよね。
しかしながら、これは礼儀を重んじる日本ならではの光景であり、海外などでは珍しいのでは?と私は思います。

娘:「パパ、私カレと結婚するの。」

父:「ハッハーそうか!今度パーティでもしようじゃあないか!」

こんな感じじゃないの?海外って。(未婚、海外交流ゼロの偏見)

いえいえ、そんなことはありませんよ!海外だってガンコオヤジはいるんです!
というわけで前置きが長くなりましたが、今回紹介する映画は「ウェディングバトル アウトな男たち」というコメディ作品。印刷会社の社長を務める父のもとに、娘の彼氏が登場!しかし、そんな彼氏は全身タトゥーが彫ってあるチャラ男だった?!
結婚を阻止しようとするガンコオヤジと彼氏のバトルが今勃発する!

そんな映画「ウェディングバトル アウトな男たち」の感想、レビューです。

あらすじ

地方の印刷会社で社長を務めるネッドは、美しい妻と優秀な子供たちに恵まれ、ささやかながらも幸せな生活を送っていた。そんな彼の愛娘で、大学で一人暮らしをしているステファニーにレアードという彼氏がいることが発覚。彼は若くしてシリコンバレーの億万長者だが、ハイテンションで口が悪く全身タトゥーだらけのかなりぶっ飛んだ奴だった。さらにクリスマス休暇を、レアードの家で過ごす羽目に。一方で、ネッドの会社も倒産の危機に。最悪な状況の中、最愛の娘をレアードから引き離す為にネッドは立ち上がる!

製作にあのベン・スティラーが携わっている?!

オヤジとチャラ男の娘争奪戦を描いた本作ですが、製作に意外な人物が携わっています。それは、映画メリーに首ったけ「ナイトミュージアムをはじめ、多数のコメディ映画に出演しているベン・スティラー

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本作において、チャラ男彼氏が交際相手とその家族を自身のゲーム会社(兼自宅)に招くのですが、その自宅にある芸術作品がところどころ映ります。その作品の数々がどことなく「ナイトミュージアム」のように芸術的で、今にも動き出しそうな独特な世界観をかもしだしています。
これは製作に携わったベンの意図が組み込まれているのでしょうか。

コメディにしては展開が遅めである

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私がイメージするコメディ映画とは、主人公や愉快なキャラが早口で下ネタやら時事問題やらを面白おかしくぶち込んだり、物を豪快にぶっ壊して人様に迷惑をかけたりと、ハイテンポで、見ているこっちがヒヤヒヤするような忙しい印象があります。
しかし、本作は非常にローペースで物語が展開しているようにも思えました。

その背景に、ひとつひとつのギャグシーンのくだりが長かったり、BGMをあまり使用していないというイメージがあり見ていて、まだやんのかい!という印象がありました。

しかしながら、彼氏宅の動物の剥製が尿に浸かってるだとか、ウォシュレットが日本製で肛門を追尾するだとか、なかなか独創的なギャグが多くて、なんだかんだ笑わせてもらいましたけどね…!

いうほどバトルしてない

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本作は、娘と結婚しようとしている彼氏がはちゃめちゃな輩(やから)で、それをなんとか阻止しようと父親が立ちはだかるという比較的わかりやすい設定です。
しかし、その父親は自身の会社が倒産寸前で自暴自棄になっていたり、思ったよりグイグイ言えず彼氏のチャラ男のペースに乗せられたりと、あまりバトルとして成立していない印象でした。
かといって、おいそれと自分の娘を譲るわけにもいかないので体張って立ちはだかるので、なんかカワイイお父さん?という目で見てしまいました。(笑)

良かった点/悪かった点

良かった点は、芸術作品を用いて笑いを取るという新鮮な手段が組み込まれていたところ。チャラ男彼氏が彼女とその家族招くからと、背中に招待状の入れ墨彫ったり、動物の剥製が尿でいっぱいだったり、いちいち芸術性のクセがすごい!
あと、ヒロインの女優が美人さんで非常に画になってました。

悪かった点は、先にも述べましたがテンポが遅いところですね。ひとつひとつのギャグが非常に長いうえ、時々意味がわからなかったりと非常に苦しい時間が続くことが多々あって退屈な部分がありました。理解がないのは自分だけかも?と思ってしまいましたが、なかなか理解に苦しむ印象がありました。

まとめと補足

・芸術性あふれるコメディ作品!

・ヒロインが美人!

・しかしながらテンポが少し遅めで物足りない!

最後になりますが、全体を通して少し物足りなさを感じてしまいました。
しかしながら、製作がベン・スティラーだったり、実は「キッス」という海外のバンドがカメオ出演してたりとなかなか豪華なんですね。(私はキッスをあまり知らないので今回は割愛させていただきました…)

評価:60点(100点満点中)