おぴまろはまーたB級映画に騙されたんかい!

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B級映画を中心にお語り申すブログ。

映画「ハロウィン・レポート」感想 お菓子くれないとイタズラしちゃうぞ…ってイタズラの度がすげえ!

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【製作国】アメリカ 【製作年】2014年 【上映時間】92分
【監督】ボビー・ロウ
【キャスト】
ブランディ・シェーファー
ザック・アンドリューズ
ボビー・ロウ
ミキー・ロウ
ジェフ・ラーソン
ダン・マーケット
イアン・ロバーツ
ジム・タヴァレ

ハロウィンレポート

 

ハッピーハロウィン!!(一週間遅れ)
こんにちは、おぴまろです。
今年のハロウィン、皆様いかがお過ごしでしたでしょうか?
ハロウィンはもともとアメリカで定着した民間行事ですが、最近になって日本でもよく見られる行事になってきましたね。その規模も年々増してきており、場所によってはとんでもない騒ぎになっているのが見受けられます。特に渋谷とか、渋谷とか、渋谷とか!!
そんなわけで、ニュース記事やらテレビなどのメディアを通して渋谷のハロウィンの様子を拝見してみたんですね。

痴漢暴行器物破損…なんだこのザマはぁ!!

というかそもそも、ハロウィンって秋の収穫を感謝したり、その収穫を妨げる魔女や悪霊を祓うために自身も悪霊に化けるというのが本来の目的なのですよ。
真の悪霊になってどうするねん!
とまあ、ハロウィンの文化を日本でも楽しむというのも良いことですが、度が過ぎずマナーを守ってほしいものですね…。

 さて、前置きが長くなりました今回は、映画「ハロウィン・レポート」
きたるハロウィンを楽しもうと、若者5人が各地のお化け屋敷巡りを計画します。その最中で彼らは「青い骸骨(ブルースケルトン)」という究極のお化け屋敷の情報を入手しますが…。彼らに待ち受ける恐怖とは一体?!

いやー、ハロウィンにあまり縁がない私なので、せめてそういうジャンルの映画は観ようとレンタルしたんですけどね。なかなか面白かった!
本作はP.O.V(Point of View Shot)という主観ショットの映画なので、ホームビデオのような生々しさと臨場感を体験できるのも良かったですね。

そんな「ハロウィン・レポート」の感想、レビューです。

ハロウィン・レポートのあらすじ

ハロウィンの時期になると、アメリカの各地では数多くのお化け屋敷が出現し、地元民や観光客で賑わうのが通例である。しかし、本場アメリカのお化け屋敷では、オバケを演じる役者たちの度が過ぎて、トラブルになってしまうことも多々あるという。しかし、ザックやマイクたち5人の仲間は、どこにでもある普通のお化け屋敷に飽き飽きしていた。そこで、巷で噂される究極のお化け屋敷「青い骸骨(ブルー・スケルトン)」を探し求め、アメリカの各地を旅することにする。ハロウィン当日が近づく中、ザックがついに「青い骸骨」の情報を手に入れるが―。

 P.O.V 手法による演出

さて、先にも述べたように本作は、P.O.Vという手法で撮影されております。P.O.Vとは「主観ショット」「視点ショット」といった意味合いで、作品の登場人物が作中で実際にカメラを回し、その映像を視聴者が見るといったフェイクドキュメンタリーのような感覚で鑑賞できるのです。この手法を使った代表作に、「ブレアウィッチ・プロジェクト」や「パラノーマル・アクティビティ」といったホラー映画がありますね。本作「ハロウィン・レポート」もこの手法で撮られています。
しかし、このP.O.Vですが、私は正直苦手なんです。

さっき面白い言ったじゃないか!と言われるかもしれませんが、今までのパターンがあるのです。あくまで自論ですが、P.O.Vは主観の映像なので、映画の映像というより素人が撮影したような生々しさを演出します。そのためにBGMや効果音をあまり使わなかったり、事件が起きるまでの展開が非常に遅いといった特徴があります。そうなってくると全体を通して少し退屈だと思いませんか?私がP.O.Vを毛嫌いする理由はこういった事情があるからなのです。

しかし、本作は意外に展開が多くホラーとしての恐怖感もあったので見やすいという印象がありました。詳しくは下記で説明していきます。

ホラー映画×ハロウィンという設定

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本作はハロウィンがテーマなので、ピエロやゾンビ、魔女などに仮装した人間がうじゃうじゃいます。しかも、主人公たちは各地のお化け屋敷を巡るというストーリーなので、お化け屋敷をカメラで映している時点で、いわゆる擬似ホラーのような展開が多めにあります。このように、ホラー映画というジャンルで既に化け物がいると、ホラー被せのような感覚に陥り、出オチ感が出てしまうのではないかという心配がありました。
しかし、逆に言えば事が起きるまでのツナギとして退屈しないという見方もできました。下手にP.O.Vにこだわって展開遅いよりはこの方が良いのでは…?

一番怖いのは人間である

「オオカミ、吸血鬼など怖くない。一番怖いのは人間がする行為である。」

これは本作の冒頭にて表示された、どこかの偉い人の格言のようなものです。
え、ホラー映画でなぜそんなことを?と最初は疑問に思いました。
実は本作にて主人公たちに襲いかかる存在は「人間」なのです。
当初この作品のパッケージを手に取り、ストーリーを見た段階では、得体の知れないモンスターが襲いかかってくる映画だと思っていました。
しかし、本編が進むにつれ「敵」は人間だと知ります。主人公たちはお化け屋敷を巡るうちに、どんどん田舎のコアな場所に赴きます。
田舎に進むにつれお化け屋敷は徐々に過剰なものになっていき、事件が起こります。
それはあるお化け屋敷でお化け役の少女(予告編に出てくる彼女です)と出会ったあとに起こりました。主人公たちはその少女がいたお化け屋敷を後にし、遠く離れた次の目的地へと向かいます。そこでなんと、前のおばけ屋敷にいた少女が主人公たちのキャンピングカーの外にいるのです!!その少女はキャンピングカーに上がり込み、急に叫び声をあげだす始末。
私は正直この展開に鳥肌が立ちました。この時点では彼女はお化けなのかとも思いました。しかし違うのです。
なぜなら、途中で主人公たちに撮影をするなと怒鳴りつけてきたピエロが彼らのあとをつけていたり、お化け屋敷で主人公たちの名前を知っていたりと、これはグループによる過剰な行動だというのが分かります。果たして「青い骸骨(ブルースケルトン)」と何か関係しているのか。本編を観れば明らかになります。

良かった点/悪かった点

良かった点は、P.O.V手法を飽きさせない展開にしてくれたところです。上記でも述べたように、P.O.Vの映画は展開が遅めなので、観てるうちに飽きてしまうことが多いのですが、本作はお化け屋敷を巡るという点で色々なお化けのメイクをした人が観れる点で退屈しませんでした。また、その中でトラブルや不気味な演出をしてくれるのでとても観やすいものになっていたと思います。

悪かった点は、オチが弱いところですね。実はこの作品、キャストが全く同じの次回作があるのです。(観る機会があれば次回作もレビューします。)そのため、本作のラストは少々グダグダした感じになっております。途中まですごいドキドキして観ていたのに、え、終わり?!といったモヤモヤした印象でした。

まとめ

・P.O.Vを上手に演出できている!

・一番怖いのは人間であるという恐怖感が良い!

・ラストは少々ガッカリしがち!

評価:75点(100点満点中)

次回作にさらなる期待を寄せたいですね!

 

映画「ウェディング・バトル アウトな男たち」感想 娘さんを僕にください!だが断る!!

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【製作国】アメリカ 【製作年】2016年 【上映時間】111分
【監督】ジョン・ハンバーグ
【キャスト】
ジェームズ・フランコ
ブライアン・クランストン
ミーガン・ムラリー
ゾーイ・ドゥイッチ
セドリック・ジ・エンターテイナー

ウェディングバトル

娘さんを僕にください!!

よくドラマとかで交際相手の女性の家で待ち構える頑固オヤジに、男性が緊張しながら頭を下げると言ったシーンがあります。
今の時代こんな場面、実際にあるのか疑問ではありますが、腕を組んで仏頂面をしている頑固なお父さんにはなかなか迫力ありますよね。
しかしながら、これは礼儀を重んじる日本ならではの光景であり、海外などでは珍しいのでは?と私は思います。

娘:「パパ、私カレと結婚するの。」

父:「ハッハーそうか!今度パーティでもしようじゃあないか!」

こんな感じじゃないの?海外って。(未婚、海外交流ゼロの偏見)

いえいえ、そんなことはありませんよ!海外だってガンコオヤジはいるんです!
というわけで前置きが長くなりましたが、今回紹介する映画は「ウェディングバトル アウトな男たち」というコメディ作品。印刷会社の社長を務める父のもとに、娘の彼氏が登場!しかし、そんな彼氏は全身タトゥーが彫ってあるチャラ男だった?!
結婚を阻止しようとするガンコオヤジと彼氏のバトルが今勃発する!

そんな映画「ウェディングバトル アウトな男たち」の感想、レビューです。

あらすじ

地方の印刷会社で社長を務めるネッドは、美しい妻と優秀な子供たちに恵まれ、ささやかながらも幸せな生活を送っていた。そんな彼の愛娘で、大学で一人暮らしをしているステファニーにレアードという彼氏がいることが発覚。彼は若くしてシリコンバレーの億万長者だが、ハイテンションで口が悪く全身タトゥーだらけのかなりぶっ飛んだ奴だった。さらにクリスマス休暇を、レアードの家で過ごす羽目に。一方で、ネッドの会社も倒産の危機に。最悪な状況の中、最愛の娘をレアードから引き離す為にネッドは立ち上がる!

製作にあのベン・スティラーが携わっている?!

オヤジとチャラ男の娘争奪戦を描いた本作ですが、製作に意外な人物が携わっています。それは、映画メリーに首ったけ「ナイトミュージアムをはじめ、多数のコメディ映画に出演しているベン・スティラー

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本作において、チャラ男彼氏が交際相手とその家族を自身のゲーム会社(兼自宅)に招くのですが、その自宅にある芸術作品がところどころ映ります。その作品の数々がどことなく「ナイトミュージアム」のように芸術的で、今にも動き出しそうな独特な世界観をかもしだしています。
これは製作に携わったベンの意図が組み込まれているのでしょうか。

コメディにしては展開が遅めである

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私がイメージするコメディ映画とは、主人公や愉快なキャラが早口で下ネタやら時事問題やらを面白おかしくぶち込んだり、物を豪快にぶっ壊して人様に迷惑をかけたりと、ハイテンポで、見ているこっちがヒヤヒヤするような忙しい印象があります。
しかし、本作は非常にローペースで物語が展開しているようにも思えました。

その背景に、ひとつひとつのギャグシーンのくだりが長かったり、BGMをあまり使用していないというイメージがあり見ていて、まだやんのかい!という印象がありました。

しかしながら、彼氏宅の動物の剥製が尿に浸かってるだとか、ウォシュレットが日本製で肛門を追尾するだとか、なかなか独創的なギャグが多くて、なんだかんだ笑わせてもらいましたけどね…!

いうほどバトルしてない

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本作は、娘と結婚しようとしている彼氏がはちゃめちゃな輩(やから)で、それをなんとか阻止しようと父親が立ちはだかるという比較的わかりやすい設定です。
しかし、その父親は自身の会社が倒産寸前で自暴自棄になっていたり、思ったよりグイグイ言えず彼氏のチャラ男のペースに乗せられたりと、あまりバトルとして成立していない印象でした。
かといって、おいそれと自分の娘を譲るわけにもいかないので体張って立ちはだかるので、なんかカワイイお父さん?という目で見てしまいました。(笑)

良かった点/悪かった点

良かった点は、芸術作品を用いて笑いを取るという新鮮な手段が組み込まれていたところ。チャラ男彼氏が彼女とその家族招くからと、背中に招待状の入れ墨彫ったり、動物の剥製が尿でいっぱいだったり、いちいち芸術性のクセがすごい!
あと、ヒロインの女優が美人さんで非常に画になってました。

悪かった点は、先にも述べましたがテンポが遅いところですね。ひとつひとつのギャグが非常に長いうえ、時々意味がわからなかったりと非常に苦しい時間が続くことが多々あって退屈な部分がありました。理解がないのは自分だけかも?と思ってしまいましたが、なかなか理解に苦しむ印象がありました。

まとめと補足

・芸術性あふれるコメディ作品!

・ヒロインが美人!

・しかしながらテンポが少し遅めで物足りない!

最後になりますが、全体を通して少し物足りなさを感じてしまいました。
しかしながら、製作がベン・スティラーだったり、実は「キッス」という海外のバンドがカメオ出演してたりとなかなか豪華なんですね。(私はキッスをあまり知らないので今回は割愛させていただきました…)

評価:60点(100点満点中)

映画「クズ・ゾンビ」感想 葛(クズ)って一体何ぞや?!

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【製作国】アメリカ 【製作年】2017年 【上映時間】83分
【監督】マーク・ニュートン
【キャスト】
ケイトリン・メッシュ
マイルズ・ドリアック
マイケル・エメリー
ティモシー・ハウ
マイケル・ジョイナー ほか

クズゾンビ

侮る葛に倒さる(あなずるかづらにたおさる)、ということわざがある。
「相手を侮っていると痛い目を見る」という意味であるが、これは葛(くず)という植物からきており、葛のような植物でもいつのまにか大木を覆って全体を枯らすことからきている。

…いきなり何?!
こんにちは、ゾンビ映画大好きおぴまろです。
今となってはさまざまなゾンビ映画が世に出ていますよね。ゾンビ映画好きとしてはありがたいことであり、色々なジャンルのゾンビ映画が垣間見れて嬉しい限りです。
そして冒頭でなんでいきなり葛なのかという感じですが、今回は葛(クズ)がテーマのゾンビ映画「クズゾンビ」。ゾンビモノって感染源がありますよね?それが今回は植物というわけです。正確には繁殖力の強い葛(クズ)という植物を根絶するために開発した新薬を散布したせいで突然変異を起こしてしまい、それを摂取したヤギなどの動物を経由し、人々をゾンビに変えてしまうというお話です。
冒頭で挙げたことわざの様に、人間は葛という植物を侮ってしまい、ゾンビという生物を誕生させてしまったという事ですね。

そんな映画「クズゾンビ」ですが、私は新しい発想に期待と胸を躍らせていたのですが、見終わった後には自身が、ある意味痛い目を見てしまったのかもしれません。

というわけで、映画「クズゾンビ」の感想、レビューです。

あらすじ

youtu.be

飼料用作物としてアメリカ南部に持ち込まれた外来種の葛(クズ)は、その繁殖力の強さから急速にアメリカ全土に広がっていった。それを駆除すべく、バイオ研究所「グローボ・バイオテク」は新薬クアドキシンを開発、その散布実験をひそかに開始した。しかし、クアドキシンには恐るべき副作用が隠されていた。それはクズの寄生力を増幅させ、人間の体内で繁殖できる変異種を発生させてしまったのだ……。くしくもクアドキシンの散布実験が行われた山林からほど近いエリアでは、夏フェスが開催されていた。薬剤散布の飛行パイロットのロニーもこの日は叔父のミートパイ屋台を手伝っている。と、突如そこに乱入してきたクズに寄生されたゾンビたち。逃げ場もないまま見境なく襲われる観客たちも、つぎつぎ植物ゾンビと化していった。かろうじて生き残ったロニーたちは何とかフェス会場を脱出、武器を求めて町の中心部へと移動するも、そのころにはすでに町全体が地獄絵図と化していた。いちかばちか、武装したロニーら一団は「グローボ・バイオテク」研究所のある飛行場を目指すが……。

植物×ゾンビの脅威

さて、本作は葛という植物がテーマのゾンビ映画な訳です。「クズゾンビ」と聞いて、「え、ゾンビがしょーもないクズってこと?」と思っていた私ですが、葛っていう植物が存在するのですね。そもそも葛は、飼料にしたり土壌侵食を防ぐために用いられている植物らしいのですが、作中では異常繁殖してしまった葛を、新薬を用いて根絶するという計画が実行されるのです。
しかし、その新薬が葛に突然変異を起こしてしまい…。あとはゾンビ映画でよくあるパターンな訳です。

…クズこえーな!!

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※画像は葛(くず)の葉。本作はこれにより感染します。

とはいえクズがあまり仕事しない

植物が突然変異してしまったことによって人々をゾンビと変えていくという流れが本作なんですが、フタを開けてみるとあんまり葛が目立ってないような…。
冒頭で若者3人が良からぬ薬を吸いたくて売人の家に押しかけるのですが、売人は既に感染しており、彼らに襲いかかります。いわゆる第1感染ゾンビですが、 彼の外見は普通のゾンビです。

いや、普通のゾンビでいいじゃない!って言いたいですが、今回のテーマは植物ですよ?顔中ツルで覆われてるとか、草生えてるとかあるじゃない!
この時点であまり葛が目立ってないんです。しかし、もしかしたら見落としてるだけかもしれないと思い、一時停止してよく見てみたんです。

頭にキノコが生えてたよ。(画像なし)

なんじゃそれ!やってられっかい!
とまあこんな感じで、冒頭からあんまり植物という概念が感じられなかったんですが、話が進むにつれてもあまり葛は目立った印象がありません。
地元の祭りに乱入した第1感染ゾンビによって芋づる式に感染していくのですが、彼らも普通のゾンビ。途中撃たれたゾンビが地面に這いつくばって、身体中からツルのようなものを出すんですけど、これが武器になるとか、変異するとかもなく少し残念な仕上がりになっていました。

他にもツッコミどころが満載

葛というあまり目立たない植物をゾンビと絡ませるという斬新な発想もむなしく、少し残念な感じになってしまいましたが、他にもツッコミどころがあったので箇条書き。

・パッケージの登場人物の組み合わせがおかしい

これは盛大な出オチです。パッケージをみると、主人公らしき男女が肩を組んでセンターを飾っています。このふたりは主人公とヒロインで、恋人関係なのかなと思いますよね。これがまったくちがいます!主人公は別の女性に好意を寄せており、その女性が実質のヒロインです。そしてパッケージの女性は同性愛者という設定で、別の女性と交際している脇役です。むしろその相手の方が活躍しています。どうしてこうなった…。

・登場人物がいきなり銃火器を使いこなしている

これはまあグレーなのかなとも思いましたがツッコむ。主人公とその取り巻きは平凡な若者たちですし、ゾンビを見てものすごいテンパってます。しかし、いきなりその環境に適応したのか、どっかの車から見つけてきたマシンガンレベルの銃火器やらナタやらを使いこなしています。途中で派遣された軍も出動しましたが、そいつらよりすごいんじゃ…。

・ヒロインが目立たない

最初に挙げた、パッケージの組み合わせにも関わってるのかなというのがこれ。主人公が好意を寄せるヒロインが微妙なんです。こう言ったら失礼ですが、外見もあまりパッとしないですし作中ゾンビに立ち向かうわけでもないので、より一層脇役感が否めません。

良かった点/悪かった点

良かった点は、ゾンビがなかなか迫力がありました。メイクもそこそこしっかりしており所々緊張感もあって良かったです。

悪かった点は、ゾンビがしっかりしているだけに、もう少し葛を絡ませてほしかったですね。「クズゾンビ」なわけですから、植物の触手が襲いかかるとか、メイクで植物に支配された感じを出すとか出番を与えて欲しかった印象です。あと血しぶきとか爆発シーンのCG感が否めないところもマイナス点ですね…。

上記で挙げたツッコミどころはポジティブに面白かった点とします!(投げやり)

まとめ

・ゾンビのメイクがなかなかいい!

・最近の若者は強い

・葛があまり関係ない

評価:40点(100点満点中) 葛×ゾンビという設定が面白いだけに、内容が少し物足りない印象がありました!

 

映画「デス・フロア」感想 故障したエレベーターと街に広がるゾンビウイルス?!

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【製作国】イタリア 【製作年】2017年 【上映時間】100分 
【監督】ダニエーレ・ミシシチア
【キャスト】
アレッサンドロ・ロヤ
クラウディオ・カミッリ
エウリディーチェ・アクセン
ベネデッタ・チマッティ

デス・フロア

こんにちは。おぴまろです。
皆さんはよくエレベーターを利用されますよね?
急になんやねん!という疑問はさておき、エレベーターを利用しててこんなことありませんか、という訴えがあります。
この間旅行で旅館に泊まった際にエレベーターに乗ったんですね。そこには既に別の宿泊客がいらっしゃったのですが、見たところその人は自分と同じ階で降りる予定だったのです。そしてその時がきていざ降りようってなるんですけど、当然同じ階で降りる人もいるわけなのですが、こういうとき自分は極力あとに降りるタイプなのです。しかし、そんなとき事件が起きてしまうのです。
それは通称、降りるときにお互いが譲り合ってしまい「え、あ、あの、あ、えっと…。」現象。この事件が起きてしまったらもう大変!お互い降りるのにエレベーターという人を運搬する空間で立ち往生してしまうのです!ああ、恐ろしい。特に混んでる時にこのような事件が起きたとしましょう。同じく後ろにいる降りようとしている人に、「はよ降りんかい!」という威圧がきてしまうのです。ああ、恐ろしい。もはや良かれと思って譲っているのに、むしろ険悪なムードになってしまうのです。
さしずめその空間は、デス・フロアと化してしまうのです!!
皆さんもそのような経験、ありませんか?…え、ない??

 さて、またしても前置きが長くなってしまいました今回は、エレベーターに閉じ込められてしまい、外ではゾンビウイルスが蔓延!そんな二つの恐怖が襲う映画、『デスフロア』の感想です。

あらすじ

クラウディオはクライアントとの重要なミーティング直前に、オフィスのエレベーターに閉じ込められてしまう。閉所恐怖症の彼は一刻も早く脱出しようと試みるが、援助が来る気配もない。わずかに開いたエレベーターのドアの隙間から外の様子は窺っていると、どこからともなく女の悲鳴が・・・。
なんと、彼が閉じ込められている間にエレベーターの外では伝染性の高い謎の致死ウィルスが蔓延し、人々を凶暴なゾンビへと変えていたのだった。

舞台はエレベーター!外ではゾンビウイルスが蔓延

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さて、業者の点検が甘かったゆえにエレベーターにひとり取り残されてしまった会社員の主人公。彼は仕事にストイックな性格で、仕事のことなら家庭をも顧みない性格です。そんなときにまさかのエレベーターが停止!このあと会議があるというのになんという悲劇。これ以上の悲劇があるでしょうか。いや、あるんです!
その頃街では既に着々とウイルスが蔓延。もちろん彼はエレベーターに閉じ込められているのでそんな事は知る由もありません。むしろ、早く仕事に戻りたい!まさにストイックな性格のようです。果たして主人公は、無事にエレベーターから脱出し、ゾンビウイルスから生還することはできるのか。

 

…いや、エレベーターにいた方がよくないか??

ゾンビ×エレベーターという設定は吉か凶か

『デスフロア』の「フロア」とは、もちろんエレベーターのことです。そんな事は当たり前で、舞台はもちろん主人公が閉じ込められたエレベーターなのです。そうなってくると、ホラー映画をたくさん観ている方は作品の冒頭で嫌な予感がしてしまうのではないでしょうか。そうです、エレベーターという閉鎖空間を舞台にしたゾンビ映画って、終盤まで持つの?という疑問と不安。他のゾンビ映画は、街でウイルスが蔓延し襲い来る大量のゾンビから主人公たちが逃げ惑い、立ち向かい、時には人間模様もありで展開していくのです。

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しかし、本作はどうでしょう。主人公はエレベーターに閉じ込められてしまい1人。閉じ込められているわけですから、当然他の場所には移動しません。自分の街に異変が起きてるのだって、途中の電話で気付くのです。こういった縛りがある映画は少し退屈してしまうかもしれません。もしも自分がこういった状況になったらどうしようと自分に緊張感を与えながら鑑賞するのが良いのかもしれません。

ゾンビのメイク、演出はなかなかのもの

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エレベーターという閉鎖空間の中、どのようにしてゾンビと主人公を絡ませるのかと思っていた中盤。主人公はエレベーターの扉を無理やりこじ開けようとします。努力の末ほんのわずかに開き、どこかの階のオフィスが姿を見せます。そこでついに本作のメインであるゾンビの登場です。
本作のゾンビはメイクもしっかりしており、わずかに開いたエレベーターの隙間から主人公を襲う演出はなかなかのもの。正直なところ、進展がないのではないかと不安になっていたが、良い緊張感を与えてくれました。

良かった点/悪かった点

良かった点は、やはりゾンビのメイクと演出がそこそこにしっかりしていた点です。なんといってもゾンビ映画はゾンビが主体ですので、彼らが仕事してくれないと一気に低予算感が出てしまいます。本作はエレベーターという限られた空間の中でゾンビをいかにして演出するかという点がしっかり配慮されており、ゾンビの登場シーンはとても緊張感のあるものに仕上がっていました。

悪かった点は、展開が遅いのとそれに伴って主人公の行動にイライラしてしまいます。序盤から中盤にかけて主人公はエレベーターから脱出しようと業者や部下、妻に電話します。しかし、一向に動かないエレベーターに主人公のイライラは募り、感情を露わにします。しかし、それが長いのです。電話をして少し経ち、状況が変わらないのでまた電話をする。イライラしてタバコを吸う。この繰り返しがとても多いのです。もはやイライラしている主人公にイライラしてしまいます。

まとめ

・ゾンビ×エレベーターという新しい設定が新鮮!

・ゾンビのメイクや演出がしっかりしている!

・展開が遅いので気長に見守りましょう!

評価:40点(100点満点中)
エレベーターに閉じ込められるという設定は少し退屈なイメージがありました。

映画「フローズン」感想 あなたは二度とスキーが出来なくなる?!

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【製作国】アメリ【製作年】2010年 【上映時間】93分

【監督】アダム・グリーン

【キャスト】

パーカー:エマ・ベル

ジョー:ショーン・アシュモア

ダン:ケヴィン・ぜガーズ

フローズン

こんにちは。おぴまろです。突然ですが、皆さんはスキー、お好きですか?
私は苦手です。なぜかと聞かれてしまうと、単純に運動が苦手なんですけどね。

何より寒い!そしてスキーウェア分厚い!板もうっとおしい!でも着ないと死ぬ!

そんな身勝手な理由から、幾多の友人の誘いを断ってきたんです。でも毎回断るのって申し訳ないですよね?人一倍周りの目を気にする私なので、ノリが悪いなどと思われたらもう....。そんな中私は1本の映画に出会ってしまった....。

それが『フローズン』です。
この作品を簡単に説明すると、若者3人がリフトに乗っている途中に電源切られて山腹で取り残されてしまうお話なんですね。

.....よし!この映画スキー好きの友人に観せよう!!

そんな私情が絡んだ映画、 『フローズン』の紹介です。

 

あらすじ

m.youtube.com

 夜のスキー場。その日最後の滑りに繰り出したダンとジョー、パーカーが乗ったリフトが突然ストップしてしまう。スキー場の営業再開は1週間後。助けを求める叫びも届かず、食料もなく、氷点下20度の極寒の中、3人は空中に置き去りにされてしまい…。

 

ストーリーは単純!でもそれがいい!

この作品の最大の特徴として、8割以上が取り残されたリフトでのシーンなんですね。

それもそのはず。だって動けないんですもの!

登場人物たちはどうしても滑りたい一心から、チケットを取っていないのにリフトの作業員に交渉して乗せてもらおうとします。
その末なんとか交渉に成功し閉館ギリギリでリフトに乗せてもらうのですが、作業員の交代やら勘違いやらが相まってしまい、ピ○ゴラスイッチ的な勢いでリフトを停止してしまいます。スキー場の電気も消されてしまい、次の営業は一週間後。誰も助けに来ないと悟った登場人物たちは取り残されたリフトで凍えるような寒さと戦いながら、いかにして助かるか試行錯誤するんです。
この作品は正直、あらすじを読んだだけでほとんど中身が見えてしまってるような作品です。色々な映画を巡ってこの作品に出会ったとしたならば少し退屈かもしれません。

しかし、言い換えれば現実味がある映画です。もしも自分の身にこのようなことが起きてしまったらどうしよう…。そんな思いでこの作品を鑑賞してしまいます。
ひとたびこの映画の世界に入り込んでしまったら最後、観終わった頃にはトラウマになってしまうほどの恐怖が襲うことでしょう。

見所は中盤!トラウマ必至!

さて、見事スキー場の山腹で取り残されてしまった3人の若者ですが、あまりの寒さからひとりの人物が強硬手段に出ます。
それは、リフトから地面に飛び降りようというもの。

えぇ〜マジすか。。。
リフトから地面までの距離はマンションの2階分ほどあります。

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そんな勇気ある行動に出たのは、同じくリフトに取り残されたヒロインのボーイフレンドであるダン青年(画像中央)。この行動によって事態は一変します。というより一変しまくりです。このシーンに至るまで寒さを凌ぐためにために世間話をしたり、連想ゲームをしたりとまったり進んでいくのですが、ここからが地獄です。
横になりながら鑑賞していた私ですが、飛び起きました(実話)。
ここからは終始手に汗握る展開です。
そして、トラウマになるのはここからなんです…。皆さんもリフトに取り残されたら、早まった行動を起こさないようにお気をつけください。

 …いやできねーわ!!!!

良かった点/悪かった点

良かった点は、身近で起きるんじゃないかという生々しさが、作品に臨場感を与えてくれるところです。
スキー場のリフトを止められてしまうなんてこと、実際起きてしまったら大問題ですよね!運営側も訴訟を起こされてもおかしくないような状況です。日本じゃそんな話滅多に聞かないですが、海外では起こりそう…?(完全に偏見です。)
しかしながら、ないとも言い切れません。少なくとも、起きてしまったらどうしようという恐怖感を与えてくれるので終始ハラハラドキドキしました。

 

悪かった点は、進展が少ないのとそれに至るまでの時間が長いところです。
先にも述べたようにリフトに取り残されてしまうストーリーなわけですから、この作品のゴールは「いかにして脱出できるか」ということになるのです。言い換えれば、脱出してしまえばそれで終わりな訳です。映画の上映時間は大体90分前後あるのでそれまで持たせなければなりませんよね!
リフトに取り残される設定というのはいわば「縛り」になるので、必然的に進展が少なく、退屈してしまう場合があります。

リフトで取り残されてるのは登場人物だけでなく、我々も同じと言うことですね!(ドヤァ)

 

スキーに行きたくない人はこの作品を友達に観せよう!

長々と紹介してきましたが、中には私のようにスキーやスノボーが苦手な方いらっしゃいますよね?しかし、これらはメジャーなスポーツですし、身近な友人や会社の先輩で好きな方に誘われるなんてこともあります。

…そんな時、どうやって断りますか?

そうです、『フローズン』見せましょう!!
リフトの恐怖を与えてしまえばいいんです!これさえ見せればきっと友人も、「やっぱやめよう…。」と口を開くことでしょう!ええそうです!…そうですよね?

 まとめ

・ストーリがリアル!実際に起きそうな緊張感が良い!

・進展が熱くなる中盤からが面白い!

・スキーの誘いを断るのに持ってこい!(多分)

 

評価:70点(100点中)

映画「ゾンビワールドへようこそ」感想 冴えないボーイスカウト3人が一皮むける!?

 

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【製作国】:アメリカ 【上映時間】:93分 【 製作年】:2015年

【監督】:クリストファー・B・ランドン

【キャスト】
ベン:タイ・シェリダン
カーター:ローガン・ミラー
オギー:ジョーイ・モーガン
デニー:サラ・デュモン
ジェフ:パトリック・シュワルツェネッガー …他

ゾンビワールドへようこそ

「ようこそ!!」

ゾンビ映画、面白いですよね。こんにちは。ゾンビ映画をこよなく愛するおぴまろです。

今回紹介する映画は「ゾンビワールドへようこそ」。

(えーっと、大丈夫なのか...?)

私はレンタルビデオショップでこのパッケージを手に取った時にそう思いました。

だって、「ようこそ」ですよ?

邦題もなかなかですし、パッケージもなんとも...。

このとき私は、「ゾンビ映画を選ぶ際に、長い邦題と素直なパッケージに気をつけろ」レーダーがビンビン反応してしまったのです。こういった作品には騙されてましたからねぇ。いや、まてまてストーリーは面白いかもしれないじゃない...!

えーとあらすじは...

「(色々略)...モテないボーイスカウト3人組がゾンビと...(色々略)」

ボーイスカ...!!?だめだこりゃ!!

終わった...今回はハズレだ...。そう思って観たこの映画!

それが面白いんです!(手のひら返し!)

この作品、パッケージと邦題の出オチ感はありますが、ホラーコメディとしてとても見応えがある作品だったのです!コメディを盛り込みながらも、ゾンビとしてのホラー、そして下ネタをふんだんに取り入れた作品!それでいて無駄がない!さらにアノ有名ハリウッドスターの2世が出演していたり...?!

そんな「ゾンビワールドへようこそ」を紹介していきます!

【あらすじ】

youtu.be

高校生でボーイスカウトのベン、カーター、オギーはクラブで女の子と遊びたくて仕方がない。ある日、キャンプを抜け出してパーティー会場へ行く途中、なんとゾンビ化した住人たちが襲ってきた!
間一髪のところを美人ウエイトレスに助けられた3人は、ボーイスカウトで 身につけた様々なワザを駆使して、一致団結しようとするのだが…。(Amazon)

【コメディに甘えすぎないちょうどいい作品!】

この作品の感想は真っ先に、

ちょうどええ!ちょうどええんや!

なぜならホラーとコメディのバランスが取れているから。

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ボーイスカウト命のオギー、ボーイスカウトが恥ずかしいベン、ボーイスカウト抜けたい上に女の子とイチャイチャしたいカーター。

...アンタらほんとにボーイスカウトなんですか?!(オギー除く)

そんな3人組がコメディに華を咲かせてくれますし、思春期ならではの下ネタなんかも調味料としてふんだんに盛り込まれてます。彼らの会話なんて、かつて思春期にころの自分を見ているような気持ちにさせてくれます。

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冒頭でカーターさんはボーイスカウトの服着てるなんて貞操帯付けてるのと同じだ!」と叫んでいます...笑

そんな作品ですが、ホラーの要素もきちんとしています。

ゾンビのメイクもしっかりしており、ゾンビひとりひとり(一体一体)に個性が出ています。また、ゾンビの登場も恐怖を煽るシーンが多々あり、緊張感を与えてくれます。

オギーがマシュマロと豆の食べすぎでボーイスカウトのリーダーであるロジャース邸でトイレにこもってるシーンがあります。

彼は臭い防止のために窓を開けますが、後ろからゾンビが近づいてきます。

それもゆっくりと...。

でもオギーは腹痛と戦っておりそれどころではありません。

いやそれどころなんですけど...!!!

そんなシーンはコメディとホラーの調和であり、ちょうどいい緊張感を与えてくれます。

【着目したい彼らの成長!!】

以下少々ネタバレを含んでいます。

ゾンビ映画なのだからゾンビに着目したい!でも、それだけじゃないんです!

前述の通り、3人のうち、オギー以外はボーイスカウトを辞めたがっています。

随一お調子者のカーターはボーイスカウトのキャンプの日、いかにもなチャラ男グループに、パーティに誘われます。カーターはなんとしてもチェリーボーイを卒業したいため、ベンを連れてキャンプを抜け出そうと試みます。

そのことに気づいたオギーは激怒。
3人の仲に亀裂が生じてしまいます。

ベンはチャラ男グループと一緒にいるケンドルに恋をしていますが、なかなか踏み込みません...。

そんな彼らの踏み込めない友情、愛情にメスを入れたのがストリッパーのデニースです。(彼女自身はストリップバーのウェイトレスと豪語しています。)

初めてのストリップバーで初めてのゾンビと遭遇し、戸惑うベン、カーター。そこにショットガンを持って現れたのがデニースです。彼女はセクシーで、一見ヒロイン?!な感じがしますが、私はそうは思いません。

ゾンビと立ち向かっていく中で、彼らの成長のキーパーソンとなるのが大人の女性である彼女な訳です。
そう!いわば人生の師匠であるのです!

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決してセクシーヒロインなどという視点で見てはいけません!断じて!

【良かった点/悪かった点】

良かった点は、先にも述べた通りホラーとコメディの調和が取れており、非常にテンポが良い作品に仕上がっている点ですね。
笑うところは豪快な下ネタ!エロ!が盛り込まれ、ゾンビが迫るシーンはジリジリと恐怖感を与え退屈させない作品に仕上がっています。

悪かった点なんて、細かい部分になってしまうんじゃないかと思ってしまうくらい良い作品でありましたが、強いて言うなら感染の概念が甘いのと、途中ゾンビが走っちゃうところですかね!

冒頭の研究所から発生したバイオハザードからまたたくまに広がる感染力だというのに、主人公グループのカーターがストリッパーゾンビの血を顔面に浴びても感染しなかったのは、彼に免疫でもあったのか…?と思ってしまうほど。

そして大量に押し寄せるゾンビも、主流と言われているノロノロとした動きをしたので安心したのも束の間、突然走り出したり…。まるで主人公たちのピンチ度合いに合わせてくれてるような描写が多々ありました…(笑)

まあこれらも、「うおおい!」と軽いツッコミを入れられるくらいの良作に仕上がってるのではないでしょうか!

【実はアノ有名ハリウッドスターの2世が出演していた?!】

ボーイスカウト3人に焦点が当てられたこの作品。
実はその影に意外な方が出演されていたのです。

作品の冒頭でカーターをパーティに誘ったチャラ男くんジェフ
そんなホラー映画で必要不可欠な役を演じた彼の名は、パトリック・シュワルツェネッガー

…もうお分かりですよね?そうです!シュワちゃんこと、アーノルド・シュワルツェネッガーの息子さんです!
いやー意外ですね。とはいえ同年、シュワちゃん『マギー』というゾンビ映画に出演しているんですね。親子揃ってのゾンビ映画デビューなわけです。

さあ、そんなパトリック・シュワルツェネッガーさんですが、今作ではかつての父のようにロケットランチャー片手にゾンビと立ち向かうのか…?!!目が離せませんね!(本編見たら分かりますが、悲しい結末に…?)

【まとめ】

・ゾンビ×ボーイスカウトという斬新な設定がイイ!

・笑いあり!下ネタあり!成長あり!終始テンポの良い作品である!

・実は意外な2世俳優が出演していた!

評価:88点(100点中) 出オチ感あるのに終始楽しくゾンビ映画として観れる良作でした!