【エイリアンVSエイリアン】ちょっとハイクオリティなお遊戯会
【製作国】アメリカ【製作年】2007年 【上映時間】84分
【監督】スコット・ハーパー
【キャスト】
ウィリアム・カット(安原義人)
ディディ・ファイファー ほか
エイリアンVSエイリアン
こんにちは。おぴまろです。
あれは何年前のことだろうか。私がまだ学生の頃、映画に魅入られレンタルビデオショップにあるDVDを片っ端からレンタルして鑑賞していた時のことだった…。
当時、『エイリアン』やら『プレデター』やら、地球外生命体を題材にした映画が流行しており、私自身もそういった映画にそこはかとない魅力を感じていたのだが、そんな中ある映画を見つけてしまったのだ…。
「エイリアンVSエイリアン」。
これはもしや、『エイ◯アンVSプ◯デター』の続編?!
そう思いすぐさま手に取り自宅に持ち帰るおぴまろ少年であったが、これが続編ではないどころか、とんでもない作品だということを彼はまだ知る由もなかった…。
というわけで今回は、学生時代に苦い思いをしたこの、「エイリアンVSエイリア」』なんですけどね。最近久し振りに思い出して鑑賞してみたのですが、
やっぱこれすげーわ!!
なんていうか、本家の続編ではないのはもうね。そういう問題じゃなくて完成度がなかなかスパイシーなんですわ。いうならば、ちょっとハイクオリティなお遊戯会やってるみたいな。まあでも、コメディとしてあたたかーい目で見る分には良いかもしれません。
そんな出オチ感満載の『エイリアンVSエイリアン』のレビューです!
エイリアンVSエイリアンのあらすじ
クモっぽいエイリアンとプ◯デターっぽいエイリアンが戦います。
内容だけにツッコミどころが多い
結局のところ、この作品は本家を(よく言えば)オマージュした作品なのですが、なかなか低予算でして、地球外生命体に侵略される臨場感なんてものに期待してはいけません。この作品は、ツッコミどころを抜き打ちチェックするために存在するのです。というわけで、ツッコミどころをネタバレしない程度に箇条書き。
・冒頭で主人公らしきオッサンが車道のど真ん中でランニングをしている
・最初に出てくるヒロインらしき女性がうるさい
・ハンターっぽいエイリアンの装備が完全にお遊戯会
・エイリアンに飛ばされて転がり落ちるシーンの芝生が完全に別の場所(おそらくワープかな)
軽くあげただけでもこんな感じです。冒頭はロック調ミュージックと共に主人公が車道をランニングしています。場所陣取りすぎて邪魔です。途中で家族が行方不明になった女性と合流します。落ち着きがなくてうるさいです。プ◯デターっぽいエイリアンは装備がラフです。余裕ですね。そのエイリアンにぶっ飛ばされて転がり落ちる芝生が完全に飛ばされる前と別の場所です。きっと、ワープですね、ありがとうございます。
…いったん落ち着け!!
目を閉じて深呼吸してみる
当時、この作品を本家の続編だと思って鑑賞していた私は、「前作に制作費を投入しすぎたのか…?」と勘違いしていました。これはきっと前作が面白すぎたのだ!と深く考えすぎず、目を閉じ、ゆっくりと深呼吸してみたのです。
そして目を開ければほーら、何かが変わるはず。…何も変わんねえ!!
主人公の吹き替えが謎に大物
この作品に何か良いところがあるはずだ!きっと、何か…!
あった!ありましたよ!
実はこの作品の主人公の吹き替えを担当する声優さんが、安原義人さんなのです。安原さんと言えばミッキー・ロークやゲイリー・オールドマンなどの吹き替えを担当している大物です。なぜこのような作品を担当したのか…?
とはいえ、それだけで一気に巻き返した感じはありますね。
良かった点/悪かった点
良かった点は、主人公の吹き替えが大物であるということ。以上です。
悪かった点は、低予算すぎてお遊戯会みたいになってしまっていることです。ツッコミどころが多く、「おいおい、なんでだよ!」という気持ちになりましたね。
まとめ
・漂う低予算感!
・ツッコミどころが満載!
・吹き替えが大物!
評価:10点(100点満点中)